デンマークからの帰国
横井です。2月27日にコペンハーゲンを発ち、28日に札幌にもどりました。もどってすぐ、研究集会のコメンテーターの仕事があったり、自分が代表の科研研究会を開催したりと、あれこれやっているうちに帰国報告が遅れてしまいました。...
拡大ゼミと公開シンポジウムを開催しました
2月3日(金)と4日(土)、鈴木大裕さん(コロンビア大学大学院・高知県土佐町役場)と林寬平さん(信州大学教育学部助教)、そして林さんのゼミの学生さんたちをお招きしました。学校経営論の専門演習(ゼミ)に参加する学生・院生たちにとって、充実した学びと交流の機会となりました。...
コペンハーゲン便り23(学校訪問5-5)
Tolne Efterskoleの最終回です。 本校にとって何が課題となっているのでしょうか。 副校長によると、本校の学校予算も十分とはいえないが、公立学校の予算が非常に厳しくなっているとのことです。国からの特別支援学校に対する補助金が少なく、教育予算が厳しくなっている中、...
コペンハーゲン便り22(学校訪問5-4)
引き続きTolne Efterskoleです。 さて、同校の予算はどうなっているのか、事務の方に2015年度分の資料をもらい、説明を受けました。 国からの補助金は、①生徒人数分の補助金(1人5.5万kr(88万円、為替レート1kr16円として))、②建物への補助金、③一般補...
コペンハーゲン便り21(学校訪問5-3)
Tolne Efterskoleの教育について続けます。 デンマークにはproduktionsskoler(生産学校)という学校があります。最近、大串隆吉先生ほかの方々によって日本にも紹介されてきています。私は4年ほど前に何人かの研究者や若者支援実践者の方々と一緒にデンマー...
コペンハーゲン便り20(学校訪問5-2)
Tolne Efterskoleの続きです。 休憩が終わるとNiller先生は校内ツアーをしてくれました。まずはメイン校舎からです。音楽、演劇、アート・ハンドワーク、IT・メディアなどのワークショップルーム、生徒の居住ルーム、共用スペース、体育館、映画鑑賞ルームなどを順に見...
コペンハーゲン便り19(学校訪問5-1)
2016年12月16日にTolne Efterskoleを訪問しました。先に紹介した国際カンファレンスに同校のNiller先生が参加されており、フリースクール教員養成アカデミー校内ツアーに一緒に参加したり、夜のイベントでも同席して少し話をしていました。14-15日にユトラン...
コペンハーゲン便り18(学校訪問4-4)
今回がFrijsenborg Efterskoleの最終回です。 もう少し生徒について続けます。本校は以上のような生徒の他に、難民の生徒も受け入れています。私が行った時にはシリアからの難民生徒が3名、アフガニスタンからの難民生徒が1名いました。本校は、第二言語としてのデンマ...
コペンハーゲン便り17(学校訪問4-3)
Frijsenborg Efterskoleの続きです。ここで話を生徒にもどします。 ここはともに歌を唄うこと、ストーリーテリング、そして対話を通して共同性をはぐくむグルントヴィとコルの思想に基づいた学校です。多くのエフタースコーレがこうした考えに基づいており、ここもその1...
コペンハーゲン便り16(学校訪問4-2)
私が体験したFrijsenborg Efterskoleの2日間の紹介を続けましょう。 メインサブジェクトの選択が終わり、少し休憩を挟んだら、今度はコンタクトグループの時間だと案内役の生徒が言います。集まりの1つに出てみました。私が参加した集まりでは、ある生徒が自分の進路希...