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奥尻島・奥尻高校調査に行ってきました

7月11日〜13日の日程で、奥尻島・奥尻高校調査に行ってきました。今年は学部の調査実習の授業に位置づけたため、学生・院生・留学生を連れての総勢11名の旅でした。奥尻を初めて知った&訪れた者も多く、25年前の南西沖地震と津波被害を知らない世代が中心です。奥尻ならではの美味しい海産物、奥尻ワイナリーのワイン、日本酒「奥尻」、そして島の美しい景観と大自然に魅了されると共に、島の歴史や津波被害からの復興の歩みについても知る機会になりました。

調査の本目的は、町立移管後の奥尻高等学校の教育の様子、そして町役場や町教委による高校教育行政の詳細についてです。教育行政学、学校経営論の関心から見ても興味深いお話がたくさん見えてきています。10月には静岡大学で学会発表も予定していますので、地方高校の学校設置者移管の現代的な特質について、全国の皆さんと問題を共有させていただけたらと思います。

今回の訪問では、高校で先生方や生徒の皆さんとも沢山の交流機会をいただきました。こんな機会をいただけるなんて、本当に大感激でした。私も3年生の皆さんと少しお話できましたが、将来のこと、奥尻島の未来のことを真剣に考えている姿に感銘を受けました。奥尻高校で学び成長する生徒さんたちをこれからも何かしらの形で応援させていただければと思いました。

宿泊したゲストハウスimacocoの外崎さんファミリーにも感謝です。とてもすてきなご家族で、ゲストハウスの雰囲気もとても温かでした。また訪れたくなる場所、そしてまた会いたくなる皆さんです。このご縁を是非続けていきたいと願っています。

役場や町教委の皆様にもお世話になり続けています。ご協力を心から感謝申し上げます。今回は教育長にはお会いできませんでしたが、教えていただいたことを元に、いつの日か研究の成果をお返しできるよう考えています。

と、そうなんです。今、院生たちとぼやぼや考えているのは、私たちが秋以降にまとめた研究成果を、年度内中に奥尻で報告することができないか、ということです。学生たちと共に、また今回の訪問の成果を振り返り、研究としてしっかりまとめていければと思っています。

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