コペンハーゲン便り11(国際カンファレンス2)
国際カンファレンスの2人目のスピーチは、ドイツのハノーファー大学のT. Ziehe氏。この人の著書はデンマークの教員に非常によく読まれているそうで、報告は文化と若者心性の変化の時代における教師のあり方を論じるものでした。ついで、Ziehe氏、ランカスター大学のC. Jackson氏、オールボー大学のN. Katznelson氏の3氏によるパネルディスカッション。午後には5つのワークショップがもたれ、私は若者のモチベーションを取り上げたN. Katznelsonさんのワークショップに出ました。
夜のディナーの後、フリースコーレ教員養成アカデミーの学生たちによる演し物があり、海外から来た参加者を大いに楽しませてくれました。1つは、サンタルチアの行進です。ディナーで相席となったデンマーク人によると、キリスト教の聖人ルチアを祝う行事で、スウェーデンからデンマークにも入ってきて定着したとのこと(12月13日に行う)。白い服を着、頭に金色の冠をかぶり、そこにロウソクをさして、イタリア民謡のサンタルチアを歌いながら厳かに行進するのですが、電気を落とした会場をゆっくりと行進する様はとても美しいものでした。言葉だけではうまく説明できないので、興味のある人は、YouTubeでSanta Lucia Swedenとでも入れて見てください。
もう1つは、野外での学生4名による火をともした縄や棒を操る曲芸。サーカスのプロになれそうなかなりの腕前でした。どうしてこれが演し物になったのかは聞いていません。
どちらも写真を撮ってみたものの、ロウソクの火も縄と棒の火もうまく撮影できておらず、今回は写真なしです。