top of page

コペンハーゲン便り7(デンマーク・フリースコーレ協会1)

 11月14日にデンマーク・フリースコーレ協会を訪問しました。先にも書いたようにデンマークの義務教育は9年一貫制で、基礎学校grundskolerと呼ばれます。そのうち公立学校(folkeskoler)は1290校、自由・私立学校(friskoler og private grundskoler)は553校(2015年度)。生徒数では17%が後者に通っています(日本では私立小1%、私立中7%)。自由・私立学校は5つのグループに分かれており、そのうちの最大のものがこのデンマーク・フリースコーレ協会です(330校以上が加盟)。

 協会本部はコペンハーゲンにはなく、隣のフュン島の西の端にあります。コペンハーゲンから特急電車で2時間でMiddelfart駅まで行ってホテルで1泊。バスの本数がとても少ないのでタクシーを予約して行きました。フュン島の別の場所にあったが、土地を提供してくれる人がいて、3年前に移ってきたとのこと。いずれにしてもフュン島には変わりありません。

デンマークのフリースコーレは1800年代中頃にこのフュン島の農村を発祥の地として生まれました。もっと便利なところに本部を置きそうなものですが、フリースコーレにとってはこのフュン島はアイデンティティに関わる土地です。(写真:裏手はただの牧草地、いつもは先に海が見えるそうだが、この日は霧がかかっていて見えなかった。)

最新記事
アーカイブ
bottom of page