コペンハーゲン便り4(オープンスクール)
11月3日は基礎学校(注)のオープンスクールの日でした。インターネットで調べて、コペンハーゲン市の隣のGreve市のHundige Lille Skoleに行ってきました。
Lilleとは小さいという意味です。Lille Skoleは1960年代後半に既存の教育とは異なる革新的な教育を実現しようと生み出された学校で、現在60校あります。親をはじめ多くの人が来校する中、突然の海外からの来訪者を快く受け入れてくれ、英語の先生と親の一人が学校を案内してくれました。
ここは幼稚園に相当する0年生(義務ではない)から9年生までが置かれています。各学年1クラスしかありません。プロジェクト学習などを用いて独自の教科学習を展開するとともに、子どもの社会性と人間性の発達(social and personal development)を重視しています。また親の学校に関わる機会をふんだんに用意し、親と教職員の相互理解を十二分に図った学校運営を行っていると、具体例を交えながら親は話をしてくれました。2時間程度の見学でしたが、とても暖かで居心地のよい雰囲気を感じた学校でした。
(注)デンマークの基礎学校(義務教育)は1年生から9年生までの一貫制学校を採用。
(写真は学校校舎の一部と生徒による環境学習のプレゼンの様子)