コペンハーゲン便り3(Kulturnatten、カルチャーナイト)
10月14日(金)はカルチャーナイトの日でした。これは1993年に始まった秋のイベントで、いまではデンマークの多くの町で行われています。博物館や教会、劇場、庁舎、図書館など、多くの施設が夕方から夜通し開放され、自由に見学できたり、さまざまな催しが行われます(写真のバッジを購入しておくとふだん有料の施設も無料見学可能となります。交通運賃も無料。ただしバッジは100kr=1500円)。コペンハーゲンでは何百という施設が開放され、教会でミュージックコンサートを開催するとか、市議会や市長室などを見学できるとか、面白い催しがたくさんありましたが、私はオーフス大学での私の受け入れ教員のJensen先生と娘さんに案内してもらい、Workers’ MuseumとRound Tower(1600年代に建てられた天文台)、ローゼンボー宮殿横の基地(Livgardens Kaserne)を回りました。
写真の建物はWorkers' museum。光を当てて花模様のデザインを作り出すアートはフラワーパワーと呼ばれています。このミュージアムはデンマークの労働者の生活や仕事の歴史が学べる施設で、中では1970年代のデンマークで女性の権利が確立されてくる様子を服装の変化で説明していく催しとコンサートが行われていました。もう1枚の写真はローゼンボー宮殿を護衛する基地での軍が戦車や飛行機の展示と体験の催し。ふだんはやらないが、この日は特別だそうです。 デンマークの文化に触れることができた一日でした。